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罫線幅の選び方について
罫線幅の選び方について
<極細>8mm(縦罫17行/横罫25行)
縦書きの場合はかなり細く感じられる罫線幅ですので、太字の筆記具を好む方には不向きです。細字の筆記具を使用し、小さめの文字で長文を書くための便箋となります。季節の挨拶やお礼状といったものではなく、近況をたっぷりと丁寧に書いてお知らせしたい時や、相手に状況を細かく伝えたいお詫び状など、報告的な役割の時にご使用いただくに相応しい罫線幅です。
横書きの場合は縦罫ほど細くは感じられませんが、横書きノートの少し広めの罫線幅といった印象です。やはり、手紙であれば書く内容が多めの場合に、あるいは行を飛ばしながら、余白を活かした案内状の作成等に際しては、とてもレイアウトがしやすい罫線幅となります。
<細>10mm(縦罫13行/横罫20行)
縦書きは、やや小さめの文字で、たくさん書かれる方におすすめの罫線幅です。縦の罫線の長さ190mmに対して罫線幅10mmはやはり少し細めに感じられます。たくさんの文字が書かれた際に圧迫感が感じられないように、筆記具は細字のペン先のものをおすすめします。ちいさな文字で丁寧に紙面を埋め尽くせば、とてもフォーマルでかっちりとした印象の手紙になります。
横書きに関しては、横の長さが141mmしかないのであまり細長くは感じないこと、そして日本語はややつぶれ気味に書く方が多いこともありますので、この罫線幅を細いとは感じません。横書きでも少しフォーマルな印象を出したい時には、この10mm幅の罫線をおすすめしたいと思います。一行に20文字前後×20行で、ちょうど原稿用紙1枚分程度のボリュームとなります。
<標準>12mm(縦罫11行/横罫17行)
縦書きでは最もオーソドックスな印象を与える罫線幅です。1行に20文字前後を書くことができます。みっちりと書いた場合で1枚あたり250文字前後、また150文字程度の短い内容に抑えた場合でも、余白が空き過ぎることもなくバランスが満たされます。結果的に、汎用性が広く使いやすい罫線幅だと言えます。
横書きの場合は罫線幅が少し太めに感じられます。しかし余白を考慮すると文字が大きすぎるほどでもありません。罫線幅はゆったりしていますので、太字の万年筆でも大丈夫。ゆったりと書くことができるゆとりを感じる罫線幅です。
<太>14mm(縦罫9行/横罫14行)
縦書きは、太字の筆記具で大きめの文字を書くのに相応しい罫線幅です。しかしながら、大きな文字ではなく、余白を多めにとる書き方もあります。文字と両側の罫線の余白を多めにとることで、すっきりとした優しい印象の手紙に仕上がります。
横書きの場合には、一行に書ける文字数が少なめになりますので、大きな文字ではなく、罫線幅の6割程度の大きさの文字で、多めに残した余白を味わいとして活かすような使い方がおすすめです。
<極太>17mm(縦罫8行)/16mm(横罫12行)
縦書きは、大きな字で書きたい方のための罫線幅です。ボールペンではなく、万年筆の太字のペン先や筆ペンに向いています。気持ちよく、すらすらと書いていただきたいたっぷりの罫線幅です。
横書きは、大きな字で書くと一行が短すぎて使いやすいとは言えません。やはり文字のサイズは普通ぐらい、罫線幅の半分ぐらいのサイズの文字で書いていただき、たっぷりとした余白を楽しんでください。たっぷりの余白は圧迫感を与えずに、読みやすく優しい手紙となります。