PAPER D012
PAPER D012の商品
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PAPER D012の特徴について
PAPER D012は「ツル」×「クリーム」に分類されます。
上品でしっかりとしたクリーム色。光にかざすと、紙らしいもやもやがわずかに見えてきます。そのせいか少し和風でクラシカルな印象を感じます。とても優しい手触りです。
紙の繊維を少し感じるラフ感のせいなのか、割と抵抗を感じる書き心地です。とくに固めのペン先の万年筆の細字や、ボールペンでも細字タイプのものですとペン先に少し抵抗感を感じます。すらすらと筆を運ぶよりも、1文字ずつていねいに、ゆっくりと書いていく方に向いている紙だと思います。
あるいは、縦書きの太罫に、フローの良い太字の万年筆でぬらぬらと大きな文字で書きたい方には、とても気持ちの良く感じる紙だと思います。厚みもあり、たっぷりとインクを吸ってくれるのですが、ほとんどにじみも見られません。
裏抜けはまったく問題ありません。中でインクをしっかり止めてくれています。太字でもこのように。
細字でゆっくりと手紙を書くか、あるいは太字で大胆にぬらぬらと書いていくのか。店主としては後者がおすすめです。書き慣れると、きっと他に代え難くなるような、良い意味で少しクセを感じる「書き味」のある紙だと思います。