注文したい商品を選び、罫線や名入れの設定を進めてください。
竹を使用した非木材パルプ配合の紙です。ボリューム感とあたたかみのある風合いは、竹パルプ繊維の特性によるもの。しかしながら、見た目の最大の特徴は、クリーム色というよりも薄いオレンジ色に近いような、かなり赤みが入った紙色です。赤や茶系の罫線を入れるとさらに赤みが増して感じられます。しっかりと色がついた個性的な紙です。
表面は少しだけラフに仕上げています。その紙の面を撫でると、ごく細かな凹凸を感じるとることができます。しかしながら、ペン先のひっかかりは意外と少なく感じます。万年筆でも、ボールペンでも、ペン先が少し柔らかくなったように感じさられる書き味です。ペン先を紙がしっかりと受け止めてくれている、そんな感触が指先に伝わってきます。
インクの吸い込みは比較的ゆっくりのように感じます。万年筆でのにじみは太字に限ってほんとうにごくわずか。ほとんど気づかないレベルです。このぐらいならむしろ味わいと呼べる類のものでしょう。
そして、裏抜けに関しては、まったく見受けられません。
ボールペン、水性ペン、万年筆のいずれにも適した紙ですが、やはり紙の色が最大の特徴だと感じます。暖系色の罫線が馴染みます。縦罫にすると、「風流」という言葉が出てくるような存在感あふれる紙です。